糖質摂取量を制限するだけの糖質制限ダイエットですが、極端にやってしまうと問題点が多く体に異変が起こることもあります。

ゆるい糖質制限の場合は良いですが、本格的に取り組み始めた場合には糖質制限ダイエットのメリットデメリットなど知っておく必要があるでしょう。

体臭に変化

糖質制限をしてエネルギー源となる糖質なくなると脂肪を分解してエネルギーに変えるケトンが増えてきます。

そのケトン体は甘酸っぱくて果物が腐ったようなにおいがすると言われており、それがケトン臭という物になります。

汗にもケトン体のにおいが混じるので汗をかいたときに今までなかった酸っぱいにおいが気になるようになるかも。

体臭に変化がある

ケトン体を増やすことが目的のダイエットでもあるので、ケトン臭がするようになったら糖質制限ダイエットは成功しているともいえますよね。

極端な制限ダイエットをした場合にケトンは増えますので、もしかしたらゆるゆるな糖質制限ではあまり関係はないかもしれません。

私もゆるい糖質制限をしていますが順調に体重は減ってはいますが特に体臭に変化はないように思います。

ただ……体臭の変化って自分では気づき辛いものです。

体臭の変化についてはデリケートな部分になりますので他人から教えてもらうのは中々厳しいと思います、体臭の変化を教えてもらうとしたら家族くらいになってしまいますよね。

体の酸化に注意

肉が好きだと焼肉や揚げ物ばかりを食べていると体が酸化してしまいます。

体が酸化してしまうと、シミやシワ、肌荒れなどが起こりやすくなり、せっかく瘦せたのに老化してしまっては元も子もありません。

酸化を抑えるという意味の、よく耳にする「抗酸化作用」のある食べ物を食べるように意識したほうがよいでしょう。

栄養素としてはビタミンA、C、Eとかポリフェノール(カテキンやケルセチン、アントシアニン)なんかがそうですが……聞いたことのあるようなないような?

で、何食べればいいんよってことになりますよね。

ビタミン豊富な食べ物としてはトマト、ブロッコリー、ピーマン、ほうれん草、パプリカ、アーモンド、ごま等が糖質制限中でも食べることが出来るものになります。

ポリフェノールが含まれるものとしては緑茶や紅茶、レタス、アスパラガス等が良く知られています。

糖質制限中だからといって糖質を取ってはいけないわけでなく、1日に摂取する糖質の量を管理することが大切なだけですので、必要な栄養素は自分が摂取して良い糖質の量の中へ含めて食事をするようにすることで健康的な糖質制限ができるはずです。

便通に変化

糖質を制限するためには炭水化物を取る量を制限することになります。

炭水化物には「糖質」と「食物繊維」の2種類がありますので、ただ単純に炭水化物を摂取しなければいいやと肉ばかり食べていると食物繊維が不足してきます。

食物繊維が不足がちになると便秘になってしまいます。

便秘になりがち

便秘になるとダイエットが順調に進みませんし、体にも悪影響を及ぼしてしまいます。

普段から便秘気味な人は気を付ける必要があります。

逆に私の場合は年がら年中下痢気味な体調だったのですが、糖質制限をし始めて2週間くらい経ったことから下痢状態がほぼなくなりました。

野菜を普段より多く食べるようになって食物繊維は摂取できていたおかげか便秘になることもなく、下痢体質が改善したと言える状態になりました。

病気の治療

知り合いが本格的なケトンダイエットをしていて少しお話をしたことがあるのですが、ケトンダイエットをすることでヘルニアの症状が改善したという事例が何件かあるようです。

ただ、ヘルニアの症状改善とケトンダイエットとを結びつける医学的根拠はないそうなので……今のところは信じる者は救われる的な感じの様です。

ネットで調べてみると実際にケトン食療法という治療もあるので、病気によっては効果が期待できるようですね。

ケトンダイエットは極端なダイエットになるので行ってはダメな病気もあります。

何か持病があって、本格的なケトンダイエットをしようという場合には、かかりつけの医師へ相談しないとダメですね。

何はともあれ、体に気になる異変が起こった場合には中止するか医師へ相談するかしてくださいね。