グアニル酸はうま味と痩せ効果の素

グアニル酸とは

うまみ成分と知られるものにはグルタミン酸、イノシン酸そしてグアニル酸があります。

グアニル酸はキノコ類に多く含まれています。

キノコは糖質量も少なくて糖質制限ダイエットにぴったりの食材です。

うまみ成分のグアニル酸が多く含まれるキノコは低糖質で美味しい料理が作りやすいわけです。

グアニル酸にも痩せ効果があると聞くこともありますが、調べてみても出てこないので勘違いかもしれません。

また、グアニル酸はグルタミン酸と相性が良く一緒に使うことで美味しさが倍増するという効果もあります。

グルタミン酸は海藻に多く含まれていていますので一緒に使いやすいですね。

シイタケと昆布が相性がいいのもそのせいです。

椎茸イラスト

ただ、キノコがもつグアニル酸はキノコの細胞の中にありますが、細胞が丈夫なためにそのまま料理してもあまり体に吸収されません。

キノコの細胞を破壊するためには、天日干しするか冷凍するか一手間が必要になります。

天日干しするとキノコに含まれているビタミンDの量も増幅します。

干しシイタケのように干された状態で売られている物は良いのですが、自分で干すとなると結構大変です。

干す以外の方法でキノコの細胞を破壊する方法は……冷凍することです。

キノコは傷みやすく風味が落ちやすいのですが、冷凍保存しておけば風味が落ちにくく細胞が壊れやすくなるので一石二鳥でお勧めです。

また、解凍してしまうと水分と一緒にうまみ成分が出てしまいますので、料理する際には凍ったままの状態で使いましょう。

私は干し椎茸はもちろんの事、エノキやシメジも普段の料理でよく使うのでジップロックに入れて冷凍して常備しています。

冷凍方法

キノコなんて柔らかいし買ってきたままの状態で冷凍してしまえ!

と冷凍していましたが……キノコとはいえども冷凍すると硬くて石づきを包丁で切り落とすのが意外と大変だったりします。

調理の際には冷凍庫から取り出して、スマートに使う為に準備してから冷凍しましょう!

まずは石づきを切り落として、使いやすいくらいにほぐしてからジップロックに入れて冷凍庫へ保管しましょう。

冷凍前の状態なら1分くらいでできてしまう作業なので冷凍前に準備するのがお勧めです。

キノコ冷凍保管

エノキダイエット

エノキにはグアニル酸に加えてキノコキトサンも多く含まれています。

キノコキトサンは腸内環境を整える効果があるのと、内臓脂肪を減少させるエノキタケリノール酸が含まれています。

キノコキトサンもエノキの丈夫な細胞の中にありますので、そのまま料理しても体内に吸収できません。

エノキは「エノキ茶ダイエット」や「干しエノキダイエット」など干したエノキを使うダイエットが流行った時期がありましたね。

細胞を破壊して成分を体内に取り込むことができれば効果は同じなので乾燥にこだわる必要もないでしょう。

以上、キノコを冷凍して美味しく健康的にストレスなくダイエットしましょうの巻きでした。